看護師の仕事に携わる看護職って?
2016/08/13
保健師、看護師、准看護師、助産師のことを看護職といいます。看護職とは主にどのような仕事をするのでしょうか。
看護職に従事する人たち
看護職とは医療や保健、福祉の分野で人々の健康を守る職業です。看護師だけでなく准看護師、更には保健師、助産師のことを看護職といいます。
超高齢化社会を迎えた我が国では、看護職の需要はますます高まっており、病院はもちろんのこと訪問看護や介護・福祉関係施設、企業など、さまざまな現場で大勢の看護職が活躍しています。
日本看護協会の調査によると2014年時点で、看護師として働いている人の数は160万3,108人。
このうち保健所・役所で働く人の数は4万4,798人、病院で働く人の数は97万7,654人、診療所で働く人の数は33万1,443人、助産所で働く人の数は1,915人、介護・福祉関係で働く人の数は16万5,878人、企業で働く人の数は1万1,826人となっています。
看護職の仕事
看護職の代表選手といえば、看護師です。看護師は病気やケガをした人などが療養するときの世話や、医師が診療するときの補助を行います。
保健師は、人々が健康に暮らせるよう保健活動を行うのが仕事です。
保健センターや役所などの公的機関に属し、各種健康診断、生活習慣病の予防、母親学級、介護予防などの活動を実施して地域の人たちの健康づくりに貢献するほか、自宅で療養している高齢者などの家庭に出向いたり、地域の人たちからの健康相談に応じたりします。また、企業に勤めて企業の従業員の健康を守る仕事を行う保健師もいます。
助産師は出産にかかわる仕事です。
分娩の介助だけでなく、妊娠から出産にいたるまで妊産婦に寄り添って健康指導などを行い、出産後も母子のケアなどサポートをします。また育児指導や不妊治療の相談、思春期や更年期の体調の変化に関する相談など、さまざまな年代の女性からの健康相談にも応じています。
女性の健康に関わる助産師は、女性だけしかなれない職業です。助産師は病院や診療所で働くだけでなく、自分で助産院を開業できるのも特徴です。